研究体制・計画 | 近現代ヨーロッパの強制移住者の生存戦略とネットワーク形成に関する比較史研究

科学研究費補助金 基盤研究(B) 近現代ヨーロッパの強制移住者の生存戦略と
ネットワーク形成に関する比較史研究 (略称:ヨーロッパ強制移住史料研)

研究体制・計画Research System and Plan

  • 北村暁夫(日本女子大学):第二次世界大戦末期から戦後にイストリア半島からイタリア各地・世界各地に移動を余儀なくされたイタリア系住民
  • 青木恭子(富山大学):第一次世界大戦中にロシア帝国西部やコーカサスからアジアロシアに避難した人々
  • 一政(野村)史織(中央大学):1990年代のユーゴ紛争時にクロアチア独立を支援したアメリカ合衆国の団体「クロアチア友愛協会」の活動
  • 木村真(日本女子大学):第一次世界大戦直後にブルガリアとギリシアとの間で行われた住民交換
  • 杉浦未樹(法政大学):18世紀後半から19世紀前半にかけての、アフリカ南部におけるオランダ系住民による「グレート・トレック(大移動)」
  • 田中ひかる(明治大学):ロシア革命後にロシアに帰還し、ボリシェヴィキによる迫害によって再び亡命を余儀なくされたアナーキストたち
  • 平野奈津恵(日本女子大学):第一次世界大戦中のドイツ軍の侵攻により、フランスやオランダなど隣国に向かったベルギー人
  • 山本明代(名古屋市立大学大学院):研究職を求めてドイツに移住しながら、ナチ政権による迫害によりオーストリアやスイスに逃れたハンガリー知識人
  • 山手昌樹(日本女子大学):ファシズム政権下で国内流刑にされた政治犯たち

 

2019年度は2回にわたり研究会を開催しました。
2020年度についても、2回の研究会を開催し、さらに第二次世界大戦末期から戦後直後にかけての時期における強制移動に関するシンポジウムを開催する予定でいます。